変わり果てた姿
11日の夕方
職員さんから酷い骨折を負った子猫が収容されたと連絡をもらい
居てもたってもいられず仕事を終えたその足でセンターへ向かいました
それがこの子
ぐったり寝たきりになっているように見えますが
頭を床にこすりつけて甘えるような仕草を見せているところです
「とにかくどうなってるのか分からないんです・・・」と職員さん
抱えあげると 身体が歪み左前脚が外に向かって反り返り
背骨は歪んでいるように見えました
11日の朝に収容された時
余りにも悲惨な姿に一度は安楽死の対象になりました
お昼まで様子を見て決めることになったそうですが
容体が悪化したり苦しむ様子がなかったため
処分は見送ってもらえました
下半身麻痺を更にもう1匹...
チームでこれ以上引き受けられるのか?
不安や限界が一瞬頭を過りましたが
この子を置いてその場を去ることなどできませんでした
そのままセンターから引き取り動物病院へ
体重800gの男の子
生後推定3ヵ月あまり(仮の誕生日は7月11日)
触診後まずはレントゲン検査を受けます
外側に開いた左腕はやはり骨折
しかもかなりの日数が経過していて
折れたまま癒合し手術するにはもう遅いそうです
幸いにも脊椎に骨折箇所は見つかりませんでしたが
骨盤の位置がずれ背中の方に反り返っています
黒い線が彼の骨盤の位置
正常ならば赤い線の辺りに骨盤が配置されていなければいけません
骨盤が後方に伸びているためお腹の皮膚や臓器が引っ張られ
下腹部の皮膚はパンパンに伸びお腹周りもかなり細くなっています
骨盤や後肢の骨折はなかったものの
何かしらの衝撃で骨盤がずれた衝撃で骨盤と大腿骨の接合部分に異常を来し
脚が曲がったまま動かせなくなっているようでした
感覚はあるけれど動かせない
そんな感じだろうと先生が仰っていました
骨盤のずれからもかなりの時間が経過しているとなると
かなり早い段階で大怪我を負い
それでも生活をしていたということになります...
左後肢の膝に大きな傷があり炎症と腫れがありましたので
犬か猫か何かに噛まれた?ことで化膿し衰弱が進んだのではないかということです
診察を終えると下半身にバリカンを入れて怪我のケアに入ります
かなり痩せて食欲もないため動物病院へお世話になりました
11日からお世話になっている猫はこれで3匹目
予算の範囲内で出来る限りの治療を受けさせてみるつもりです
今はハンデを持つ子の受け皿がありませんので
もしも新しい飼い主さんが見つからずチームの状況に変化がなければ
このままセンターへ返還するしかありません
ハンデを持つ猫たちに新しい飼い主さんを探しています
罪なき猫たちの未来を支え家族として愛情を注いで下さいませんか
優しいご家族からのご連絡をお待ちしています!
もう1匹は検査室で真菌の治療を受けていた生後2ヵ月ほどの子猫ちゃん
(誕生日は8月11日)
センターではジン君という名前がついていましたが
うちのジンとかぶるので"しん"君という名前に変更しました
真菌で身体中を痒がっていて脱毛も進んでいましたが
センターでお薬を飲ませてもらい随分快復していました
その中でも酷かったしっぽの炎症が気になっていたのか
自分でしっぽをガジガジ噛んだり舐めたりしていたので
尻尾を残せるようにとチームでバトンタッチすることにしました
しん君は11日から我が家の隔離部屋で過ごし
13日(日)からチデホママさんに迎えに来てもらってお引っ越ししています
11日には保護した子の他にもう2匹下半身麻痺の子が収容されていました
上の子は生後2ヵ月ほどの幼い命
下半身はほぼブラブラです
そして成猫の男の子(多分)
酷い怯えようで職員さんもまだ触っていないそうです
後ろ髪を引かれる思いでセンターに残してきました
次から次へ収容されてくるハンデを背負った猫たち
彼らに一体何の罪があるというのでしょうか...
望んでもいないハンデを背負うことになれば
生きるチャンスすら奪われるのでしょうか
◆緊急 飼い主さん募集◆
熊本市動物愛護センターより一時保護している
下半身麻痺の2匹の猫に家族を探しています
ハリー君とパックーちゃんの日記
日々のオムツ交換が必要で
人間の手助けなしに生きていけません
当方での保護が限界に達していますので
治療後の引き取りが困難となっています
センターに帰るしかない運命を翻し
笑顔で抱きしめてくれる家族を待っています
◆熊本市動物愛護センターの動物たちへ◆
熊本市動物愛護センターに収容された犬や猫たちに
フードやトイレの砂のご支援を宜しくお願いします
私達人間のために命を奪われることになるとしても
最期の日まで良質なフードをお腹一杯食べさせてあげて
少しでも満足な時間を送らせてあげたい
・ワンラック ゴールデンキャットミルク130g
・ロイカナ ベビーキャット 2kg/4kg
・ロイカナ キトン 10kg
・成猫用のドライフード(できるだけ良質なものをお願いします)
・ロイヤルカナン ミニスターター(子犬用)
・子犬用のドライフード( 〃 )
・ウェットティッシュ(ペット用or赤ちゃん用どちらでも)
※必要物資はさまざまですので
ご支援いただく前にセンターへお問い合わせいただくと確実です
みなさまのお気持ちを熊本市動物愛護センターへ届けてください
熊本市動物愛護センター
〒861-8045 熊本市東区小山2丁目11-1
TEL 096-380-2153 FAX 096-380-2185
Mail: doubutsuaigo@city.kumamoto.lg.jp
また センターでは沢山収容されている子達の中から
新しい飼い主さんを募集している子達をHPで紹介しています
ペットショップに行く前に...
一度だけでも足を運んでみてください
熊本市動物愛護センターのHPはコチラ
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