fc2ブログ

変わり果てた姿

11日の夕方
職員さんから酷い骨折を負った子猫が収容されたと連絡をもらい
居てもたってもいられず仕事を終えたその足でセンターへ向かいました

2013101501
 
それがこの子
ぐったり寝たきりになっているように見えますが
頭を床にこすりつけて甘えるような仕草を見せているところです

2013101502 
「とにかくどうなってるのか分からないんです・・・」と職員さん
抱えあげると 身体が歪み左前脚が外に向かって反り返り
背骨は歪んでいるように見えました

11日の朝に収容された時
余りにも悲惨な姿に一度は安楽死の対象になりました
お昼まで様子を見て決めることになったそうですが
容体が悪化したり苦しむ様子がなかったため
処分は見送ってもらえました

下半身麻痺を更にもう1匹...
チームでこれ以上引き受けられるのか?
不安や限界が一瞬頭を過りましたが
この子を置いてその場を去ることなどできませんでした

2013101503 
そのままセンターから引き取り動物病院へ

体重800gの男の子
生後推定3ヵ月あまり(仮の誕生日は7月11日)

触診後まずはレントゲン検査を受けます

2013101504 
外側に開いた左腕はやはり骨折
しかもかなりの日数が経過していて
折れたまま癒合し手術するにはもう遅いそうです

2013101505 
幸いにも脊椎に骨折箇所は見つかりませんでしたが
骨盤の位置がずれ背中の方に反り返っています

黒い線が彼の骨盤の位置
正常ならば赤い線の辺りに骨盤が配置されていなければいけません

骨盤が後方に伸びているためお腹の皮膚や臓器が引っ張られ
下腹部の皮膚はパンパンに伸びお腹周りもかなり細くなっています

骨盤や後肢の骨折はなかったものの
何かしらの衝撃で骨盤がずれた衝撃で骨盤と大腿骨の接合部分に異常を来し
脚が曲がったまま動かせなくなっているようでした

感覚はあるけれど動かせない
そんな感じだろうと先生が仰っていました

骨盤のずれからもかなりの時間が経過しているとなると
かなり早い段階で大怪我を負い
それでも生活をしていたということになります...

2013101506 
左後肢の膝に大きな傷があり炎症と腫れがありましたので
犬か猫か何かに噛まれた?ことで化膿し衰弱が進んだのではないかということです

診察を終えると下半身にバリカンを入れて怪我のケアに入ります

2013101507 
かなり痩せて食欲もないため動物病院へお世話になりました
11日からお世話になっている猫はこれで3匹目
予算の範囲内で出来る限りの治療を受けさせてみるつもりです

今はハンデを持つ子の受け皿がありませんので
もしも新しい飼い主さんが見つからずチームの状況に変化がなければ
このままセンターへ返還するしかありません

ハンデを持つ猫たちに新しい飼い主さんを探しています
罪なき猫たちの未来を支え家族として愛情を注いで下さいませんか
優しいご家族からのご連絡をお待ちしています!

2013101508 
もう1匹は検査室で真菌の治療を受けていた生後2ヵ月ほどの子猫ちゃん
(誕生日は8月11日)

センターではジン君という名前がついていましたが
うちのジンとかぶるので"しん"君という名前に変更しました

2013101509 
真菌で身体中を痒がっていて脱毛も進んでいましたが
センターでお薬を飲ませてもらい随分快復していました

その中でも酷かったしっぽの炎症が気になっていたのか
自分でしっぽをガジガジ噛んだり舐めたりしていたので
尻尾を残せるようにとチームでバトンタッチすることにしました

2013101510 
しん君は11日から我が家の隔離部屋で過ごし
13日(日)からチデホママさんに迎えに来てもらってお引っ越ししています


2013101511 
11日には保護した子の他にもう2匹下半身麻痺の子が収容されていました

上の子は生後2ヵ月ほどの幼い命
下半身はほぼブラブラです

2013101512 
そして成猫の男の子(多分)
酷い怯えようで職員さんもまだ触っていないそうです

後ろ髪を引かれる思いでセンターに残してきました

次から次へ収容されてくるハンデを背負った猫たち
彼らに一体何の罪があるというのでしょうか...

望んでもいないハンデを背負うことになれば
生きるチャンスすら奪われるのでしょうか


◆緊急 飼い主さん募集◆

熊本市動物愛護センターより一時保護している
下半身麻痺の2匹の猫に家族を探しています

ハリー君とパックーちゃんの日記

日々のオムツ交換が必要で
人間の手助けなしに生きていけません

当方での保護が限界に達していますので
治療後の引き取りが困難となっています

センターに帰るしかない運命を翻し
笑顔で抱きしめてくれる家族を待っています


◆熊本市動物愛護センターの動物たちへ◆

熊本市動物愛護センターに収容された犬や猫たちに
フードやトイレの砂のご支援を宜しくお願いします
私達人間のために命を奪われることになるとしても
最期の日まで良質なフードをお腹一杯食べさせてあげて
少しでも満足な時間を送らせてあげたい

・ワンラック ゴールデンキャットミルク130g
・ロイカナ ベビーキャット 2kg/4kg
・ロイカナ キトン 10kg
・成猫用のドライフード(できるだけ良質なものをお願いします)
・ロイヤルカナン ミニスターター(子犬用)
・子犬用のドライフード(  〃  )
・ウェットティッシュ(ペット用or赤ちゃん用どちらでも)
※必要物資はさまざまですので
  ご支援いただく前にセンターへお問い合わせいただくと確実です

みなさまのお気持ちを熊本市動物愛護センターへ届けてください

熊本市動物愛護センター
 〒861-8045 熊本市東区小山2丁目11-1
 TEL 096-380-2153  FAX 096-380-2185
 Mail: doubutsuaigo@city.kumamoto.lg.jp

また センターでは沢山収容されている子達の中から
新しい飼い主さんを募集している子達をHPで紹介しています
ペットショップに行く前に...
一度だけでも足を運んでみてください
熊本市動物愛護センターのHPはコチラ

どうか宜しくお願いします


にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ
▲ランキング参加中!応援クリック宜しくお願いします!▲


テーマ:里親募集 - ジャンル:ペット

2013.10.15 | | 熊本市動物愛護センター

«  | HOME |  »

プロフィール

にゃわん

Author:にゃわん
主に熊本市動物愛護センターに収容されて処分を待つ猫たちをレスキューし、新しい家族への橋渡しをしています。レスキューするにゃわん、不幸な猫達を預かりケガや病気の治療をしてくださる一時預かりさん、支援金や支援物資で後方支援してくださる方々、そして安住の地として迎えてくれる新しい飼主さん。はかない命をみんなで繋げようとする素晴らしい命のリレーをご紹介していきたいと思います。

カテゴリー

カレンダー

検索フォーム

携帯からも応援ヨロシク!

QR

リンク用バナー


リンク大歓迎です!
バナーが必要な方は
こちらのバナーをどうぞ☆

カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: